お知らせ

2023年度 あやめこども園 自己評価

2023年度あやめこども園自己評価を報告いたします。

 

あやめこども園における自己評価シートをもとに、現状における本園の実情を分析した結果、概ね以下の通りとなった。

自己評価において明らかになった課題については、その旨を示して記載するものとする。

 

1.本園教育及び保育目標並びに主な内容及び理念

【教育及び保育目標及び理念】教育理念

キリスト教の精神に基づき、自由と平等と友愛の心に満たされ、心身ともに健やかな人格の形成を目指す。

人々を愛し、喜びをもって社会と隣人とに奉仕できる心身の発達を助成する保育を行う。

 

【教育及び保育のねらい及び内容の概要】

1.感謝する心

神を覚えて敬い、神の恵みと自然の恩恵、両親や周囲の人々の慈しみと親切に感謝する。

2.たくましい心

すべての生命を愛し尊び、小さいものも弱いものも守り助ける。

3.理解する心

他人の意見や考えをよく聞き、その心や立場を理解する。

4.親しむ心

自然や芸術など美しいものを愛する。

5.世界に羽ばたく心

英語に興味を持ち、知識を広め、将来世界で活躍できる心を育てる。

6.健康な体

好んで運動する健康な心身を養い育てる。

 

2.2023年度に取り組むことが必要な目標や計画

①キリスト教保育の充実

②教育・保育の活性化

③モンテッソーリ拡大

 

3.2023年度自己評価に関する取り組み方針

自己評価で明らかになった課題に取り組み、保育内容や環境、業務の見直しを行う。

改善すべき点は積極的に改善して、より良い教育活動を展開できる環境をととのえる。

 

4.総合的な評価結果

評価結果より現状を分析し、分野ごとに表にまとめると以下となる。

 

評価分野  
 

教育計画

あやめこどもの園教育課程と年間指導計画、キリスト教保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領を軸に今現在の子どもの姿、育ちを考慮し、クラス会議や主担任会議をして各クラスの月案、指導計画を作成した。
 

 

保育の実施と指導

学年目標、個人目標を立て、年齢・発達段階に配慮し、個々に応じた保育を実施し、指導を行った。

3~5歳児は異年齢での活動を多くおこなった。礼拝を誘い合って参加したり、協力してクッキングに取り組んだりと、トマトの生育、運動会、作品展も異年齢で行い、友だちと協力する大切さと楽しさを感じると共に、活動への意欲や喜びに繋がっていた。

園庭に遊具を新設し樹木や草花を植え、自然の中で遊べる環境を整備した。それにより自然の中で遊びを見つけ、自己選択をして遊ぶ姿が見られるようになった。植えたばかりのブルーベリーの木も収穫ができるほどに実り、生長と実りを喜ぶ経験となった。

ハッピーランド(運動施設)を全園児が利用し、とらい夢の運動教室と合わせて様々な体の動きを経験し、運動能力の向上に繋がった。

モンテッソーリの活動は4歳児に拡大した。0~3歳児も遊びの中で敏感期に即した環境や教具を整えた。

課外教室は絵画(5歳児)・英会話(0~5歳児)・とらい夢運動教室(0~5歳児)をおこなった。

 

 

 

家庭との

連携と支援

家庭との連携では、園の方針を理解していただき、今後も生涯における成長の基盤作りを園と家庭と連携しながら行っていきたい。

園からの情報はメールと手紙でおこなった。日々の子どもたちの様子が分かるように写真や動画を添え各クラスメールで配信した。また、3~5歳児は学期の様子を担任から写真とコメントで配布し、成長を伝えた。

個別懇談では保護者との話し合いの場を設け、より良い保育のための連携を行った。

園と保護者で運営するあやめ会をおこない、意見交換できる場となっている。

 

地域との

連携と支援

地域の子育て支援として、未就園児親子対象の園解放(ことりタイム)、子育て相談の受付を行っている。

関係者委員会を、近隣の地域の方、保護者(あやめ会の副会長)、園の代表者での話し合いの場を設け、園の方針をご理解いただき、園の運営や、緊急時の協力など、日頃より協力体制を取って頂いている。

また、子どもたちからのクリスマス献金は地域のフードバンク新発田に寄付をおこなった。

特別な支援が必要な場合は新発田市の家庭児童相談員、保健師、発達相談室などと連携し、個々に応じた保育、教育が行えるようにしている。

新潟県私立幼稚園認定こども園協会の公開保育指定園となり、県下の幼児教育関係者に園の教育活動を参観していただく機会を得ることができた。

 

 

安全

衛生

管理

消防計画、マニュアル類を見直し、すべて個別ファイル化をした。また事業継続計画(BCPプラン)を作成、BCP訓練を実施した。

園庭、園舎は日々点検を行い、必要に応じて修繕をおこなった。

今年度の火災避難訓練は毎月1回、地震避難訓練、不審者対策避難訓練、風水害の訓練を実施した。洪水は浸水地域のため、訓練を行い、訓練報告は新発田市に提出した。職員の消火器訓練もおこなった。

薬剤師による環境検査が実施され異常はなかった。

 

 

人事管理・労務管理

採用に至る手順については、公平・公正に気をつけて行っている。しかし、求人に対する有資格者の申込みが少なく、人材確保に課題が残る。

人材育成に関しては教職員の資質向上への対応として市内の私立保育園認定こども園協会のクラス担任交流会への参加、園内研修、園外研修(オンライン含む)を受講する体制を整えている。

ICT化をおこない、各クラスにタブレット端末を置いて事務作業の効率化を図っている。

労務管理については、就業規則をはじめ、種々の規定を整備して法改正にも対応している。特段の問題は生じていない。

今後も人材確保と人材育成に取り組んでいきたい。

 

財務管理

法人管理

財務管理は法人運営上最も重要な位置を占めており、必要書類を作成して公認会計士の監査を経るとともに、年2回の理事会・評議会の中で協議決定されている。

 

5.今後の課題と取り組み

①評価結果の分析を参考にして、課題を明確にし、2024年度も引き続き教育活動や付帯業務等の改善を行う。

②教育活動や園運営により有益なものとなるよう、課題を明らかにする。